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ディストレス!<アンティークのススメ>

07年1月 今日の一言:レディオクラブから転載


突然ですが私 アンティークが好きだったりしまして。

以前は UKのSotheby's
(サザビーズ)にデポジット置いてた位(笑

で 趣味の押し売りで(爆

なんちゃってディストレススタイルのご紹介。
※ディストレスとは 苦悩とか痛み・ストレスの事

↓さて これ何やってるでしょう?

  ヒントは お客様邸の風除室(玄関前)でして。
  Walnut(クルミ)製の小粋なドアです。

  
   

はぃ。傷つけてます(爆

あっはっは。


傷つけて 色塗って磨いて 削って磨いて
そして色塗って 傷つけて。


実際 何やってんだって作業です。


↓あとテクニック?としては 焼き加工とか

  
   

バーナーなんかで軽く焼き入れて
使い込んだ独特の風合いを再現します。


↓虫食い仕上げなんて やってみたり。

  
   

画像 一番最初の悪戯?の後ですね。
虫食いの後まで創っちゃうと 更に風合いが増します。


↓そして定番 重ね塗りとか。

  
   

何層にも塗装を重ねた 微妙なディティールが
使い古した雰囲気を演出します。

ディストレスカラーで 雰囲気ばっちしでしょ。


って 嫌いな方には何バカな事やってんだ?ってお映りでしょう(笑

しょうがないんです。アホなんです(爆

こんなんにお付き合い頂きますクライアント様・・

ホント ありがとうございます(涙



そんなこんなで仕上げて 取り付けるとこんな感じに。

↓昨年末完成した S様邸風除室ドアです。

  
   

わざと雪と被せてみましたが 解りにくいって(汗 
こちらは コロニアルスタイルとしましたが

こんなスタイルは シンプルにスパニッシュスタイルにも似合います。
↓F様邸です。

  
   

画像では解り辛いですが 外壁・荒コテの素朴さが
本場を彷彿させます。

大枠のデザインは 細かいディテールの集大成でもある訳です。


で なんとこのドア 格子向こう(室内側)に もひとつ扉付いてまして・・

  
   

開けると 外見えるって仕様です(牢屋かって・爆)
※開拓時代のアメリカでは必需でした。

ガラス部分は ちゃんとペアガラスなり。

↓で 番外としてパインシャッターとか。上のS様邸っすね。

  
   

アイアンスタッド付きですが これもフェイクですよ。



海外のアンティーク家具とか 結構な値段つけて
実は なんちゃってアンティークな事あります。

お気をつけを(笑


その影に Eye's在りかも ←んな訳無い(-_-;)



↓なんて言いつつ やっぱり本物は良いです。


      

はるばるSotheby'sから 船に乗ってやって来たチェストです。

この風合いは ナンチャッテでは出せません(笑



と こんな感じも好きな方 うちの事務所のドアは 
はるばる北欧から来たのですが 例によって痛めてます(爆

宜しかったら 笑いに来てください。はは。

仕上げに ホワイトアウトしてますので
ちょっと印象は異なりますけどね。



ふたつと同じモノはなく
そこにあるのは 想いの入った銘木だけ。

どこまでも 使い込むほどに味わいを深め
本物だけが持つ 愛しさに溢れていく・・。



ま 単に古めかしいっちゃ それだけなんですが(爆

本物で遊ぶのも悪くないでしょ 
     ↑やっぱり遊んでたらしい^^

 

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