=過去ログ=


4月のヒトコト
3月のヒトコト
2月のヒトコト
1月のヒトコト

 

▽今日のお題▽

5月31日

CO2由来の
プラスチック合成技術

5月30日

高レベル放射性廃棄物を地層処分

5月29日

16回目の成功 
エベレスト登頂記録

5月28日

地球温暖化は
夏の日本列島を
北冷西暑に

5月27日

神戸製鋼
データを改ざん 
NOxなど5年以上?

5月26日

異常気象で
世界の穀物が減産

5月25日

中国 三峡ダム
本体完成 今後の問題

5月24日

ポジティブリスト
中国でも注意喚起

5月23日

オゾンホール 
2050年頃消滅か

5月22日

環境省 
エコ燃料を10%
導入へシナリオ

5月21日

農薬ポジティブリスト制
導入 
隣の農薬でもアウト

5月20日

IH調理器 
国民生活センターが
テスト

5月19日

たばこ13銘柄
1箱30円値上げ申請

5月18日

ヒ素汚染 
井戸水停止後も
脳の活動量低下

5月17日

突然 禁煙パッチは
保険適用外

5月16日

残雪の中
乗鞍スカイライン開通

5月15日

CO2排出量取引 
日本の購入量が最大

5月14日

午後8時消灯で
23%の節電
=環境省=

5月13日

盛岡の障害者授産施設 BDF事業軌道に

5月12日

業者に化学物質の
安全立証責任

5月11日

レッドリストに
ホッキョクグマ・カバも
追加

5月10日

中国が生産輸出制限 割り箸が消える日

5月9日

岐阜県 
少子化対策が
最重要課題

5月8日

自動車メーカー 
CO2排出を削減
出来ない?

5月7日

脱石油は不可能?
米エクソン社
過去最高収益

5月6日

持続可能な食糧戦略を策定 英国政府

5月5日

ガソリン価格高騰受け エタノール生産が加速

5月4日

家電に化学物質の
含有マーク表示
義務づけ

5月3日

花粉症 
発症率の低年齢化

5月2日

税金の掛け方に一答

5月1日

黄砂がアレルギーを
悪化させる?

 


06年5月の一言
 

5月31日 ■ CO2由来のプラスチック合成技術 ■

現在中国が二酸化炭素からプラスチックを生成する
技術の工業化を目指しているらしい。

現在の技術で1gの触媒から
1kgのプラスチックを合成出来るとし
年間生産量1000tの試験工場を造ったとの事。

この技術 二酸化炭素とプロピレンエポキシドから
ポリプロピレンカーボネートを合成するモノで
生分解性は誉めたモノでは無いにしろ
ポリエチレンよりは始末が良い。

固定化された二酸化炭素量を増やすことによって
CO2削減目標には近づくだろうが
LCAで見て石油消費が減るかどうかは疑問。

ただ この辺は日本のプラ技術の方が確実に
優れているだろうから この辺日本国内的に
どんな位置づけになっているのか調べてみたい。

 

5月30日 ■ 高レベル放射性廃棄物を地層処分 ■

日本原燃(青森県六ヶ所村)の使用済み核燃料再処理工場が
実質稼働したことから 来年にもウランやプルトニウムとともに
高レベル放射性廃棄物である
「ガラス固化体」が大量に生み出される。

強い放射能と熱を出す核分裂生成物(死の灰)を
ステンレス容器に詰めたもので
地中深く埋める地層処分が計画されている。

地震等にも安全だと仮定(あくまで仮定)した上で
1000年後とはいえ 将来的には放射能が
地上にしみ出す可能性があり 環境への影響を懸念。

しかーし!実際問題として 深夜電力とか言って
安い燃料を使えるのは原子力のおかげ。

地中深く埋める事を最終目的とせず
出来るだけ早い段階で回収出来る方法を模索して頂きたい。
 

5月29日 ■ 16回目の成功 エベレスト登頂最高記録 ■

ネパール政府の登山管理当局はシェルパのアッパさん(46)が
シェルパとはヒマラヤの案内人のことです
国際登山チームの一員として世界最高峰
 エベレスト(中国名・チョモランマ・8850m)の登頂に成功
史上最高となる16回目を記録したと発表した。

従来の最高記録は アッパさん自身が保持していた。
初登頂は ニュージーランド・チームに同行した1989年との事。

アッパさんは 荷物運搬などにも当たるシェルパの第一人者とされるが
生命の危険を恐れる家族の求めに応じ これまで2度引退を決意。

しかし、その技量を高く評価する登山チームや
友人の説得でいずれも登山に戻っているらしい。

現在は 年に一度程度 エベレストに挑戦していたと言う。

エベレスト登頂の成功は1953年5月のヒラリー氏以来
これまで1400人以上が記録している。死亡者は約180人とか・・。

この命がけの代償として 報酬は約1500米ドル(約17万円)らしい。
こんな凄い事 好きってだけでも出来ないよね(^-^; 
アイアンシェルパに乾杯!

 

5月28日 ■ 地球温暖化は 夏の日本列島を北冷西暑に ■
 
下に挙げた26日のヒトコトは世界全体で見てだけど
最近の日本の夏も北日本が寒く西日本が暑い
「北冷西暑」が顕著になっているらしい。

この原因が地球温暖化にあると 気象庁気象大学校の
研究チームが発表した。

また 台風と前線活動が重なり豪雨災害につながるのも特徴の一つとし
研究チームは防災対策の強化を訴えている。

分析は 都市化の影響が少なく 過去100年余りのデータがある
北日本の岩手県宮古と
西日本の島根県浜田・鳥取県境・滋賀県彦根の
8月の平均気温の差を調べたとのこと。

すると西日本から北日本を引いた気温差を「北冷西暑指数」は
地球温暖化が始まったとされる1970年代半ばから大きくなり
1990年代に入ってからさらに顕著になったという。

気象庁によると 今年の夏も平年並みの北日本に対して
西日本は平年より暑くなりそうで「北冷西暑」傾向になると予測している。

温暖化は暑いところは更に暑く。寒いところは更に寒くって
極化現象を生むって言う 大方の見方に裏付けって感じか。

それらは 食物にも直結する事を忘れてはいけない。
 

5月27日 ■ 神戸製鋼:データを改ざん NOxなど5年以上? ■

神戸製鋼所は 加熱炉やボイラーなどから
大気汚染防止法の基準値を超える窒素酸化物(NOx)と
硫黄酸化物(SOx)を排出しながら
地元自治体に提出するデータを改ざんするなどして
隠ぺいする不正があったと発表した。

問題のデータは 加熱炉や均熱炉の測定器が数分ごとに測定し
一時間の平均値を自動的に算出。
LAN(構内情報通信網)を通じて市などに送られるシステム。
加熱炉などが稼働していない時も「欠測」としてデータが送られる。

このプログラムは 測定値をLANに送る機能を持つが
ばい煙のNOxや硫黄酸化物(SOx)が基準値を超えると
加熱炉などの停止を意味する「欠測」の信号を送っていたとの事。

改ざんされたデータを受けた神戸市も
「生産設備が稼働していないため ばい煙も出ていない」と判断し
不審に思わなかったという。

同社によると 実際はNOxで基準値を最大20倍
SOxで最大1・35倍上回っていたが
周辺住民への健康被害の報告はないとしている

神戸市民は『(神鋼から)測定値が毎日送られているので大丈夫』と
測定システムを住民の安心の根拠にしてきただけに辛い。

これは市民全員に対する裏切り。大企業だけに残念。
NOx排出が基準値の20倍ってのは 風向きによっては
大きな健康被害に成りうる数字。

ただし この様な問題の場合必ずと言ってよい程
役所が見落としたとか 行政の責任とかって話が出るけど
それを 市に一任するのであれば 
もっと税金は上がると言う関係を忘れてはいけない。

小泉さんが言ってる『小さい政府』とは 
そーゆー事言わず 自分の身は自分で守れってのと同じ意味

 

5月26日 ■ 異常気象で 世界の穀物が減産 ■
 
 FAO(国連食糧農業機関)の調査によると
2006年の世界の穀物生産は20億1500万トンと予測され
2005年を1900万トン下回る見通しであることが明らかになった。

世界の穀物需要は一貫して増加傾向にあり
2006年〜2007年にかけて需要が生産を上回る可能性が高いという。

これにより 2年連続で世界の穀物の減産と需要が
生産を上回る事態となる。

FAOは 穀物の備蓄分が市場に出るので
世界的な穀物不足が起こる可能性はないとしているが
北朝鮮やイラク・アフリカの発展途上国など39カ国が
海外からの食糧援助に頼らなければならなくなるとも
警告している。

この穀物減産は アメリカの干ばつやロシアの寒波などの
異常気象が主因。

専門家からは 地球温暖化などの影響で今後
世界の穀物価格が急騰する恐れがあるとの指摘が出ていて
特に食料自給率が低い日本の経済や暮らしにも影響が出ても
おかしくは無い。

とりあえず日本の減反政策は何の恩恵も もたらして居ない。
日本人よ 米を食べよう。
 

5月25日 ■ 中国 三峡ダム本体完成 今後の問題 ■

中国が揚子江中流の湖北省宜昌市に建設している
世界最大級の三峡ダムの本体が20日完成したとの事。

建設資金1800億元(約2兆4900億円)の大規模事業は
洪水防止・発電・水運に大きな力を発揮するらしい。
あくまで らしい←だよ。

一方で 水没地域の住民約113万人が移住を強いられ
壮大な環境破壊も引き起こした。
今後の影響は計り知れない。

20日の完成式典は自粛ムードだったらしいが
長江三峡工程開発総公司の李永安社長は式典で
完成への喜びを表しながらも
「移民と環境などに対する仕事が依然として残っている」
と慎重に言葉を選んだとの事。

三峡ダムが引き起こした問題は非常に大きい。
それは 稼働後また評価されるだろう。

未だダム神話を信じているのは日本と中国くらいだ。

 

5月24日 ■ ポジティブリスト 中国でも注意喚起 ■

5月21日に挙げた 農薬ポジティブリストの発動を控え
中国商務省は 農産物の対日輸出への影響を評価した
報告を公表した。

ネギや茶葉・ウナギなど8品目は 
日本側の「重点検査商品」としてリストアップされるリスクが高く
輸出に影響する可能性があるとして
生産管理を厳格化し 急激な輸出拡大を控えるよう呼び掛けた。

日本が最大の農産物輸出市場である中国としては
検査で違反が出ると 中国産全体のイメージダウンにつながる。

このため、農家や輸出業者に注意喚起したものとみられるが
日本側からの発注が『とにかく安く・小ロットで他品種』なんて
無茶な事言うと 向こうとしてもどれだけでも安く出す為
指定農薬も規定以上使わざるを得ないだろう。

へんてこな イタチごっこにならない事を願います。
発注側にも責任はあると言うお話。
 

5月23日 ■ オゾンホール 2050年頃消滅か ■

国立環境研究所は 南極上空のオゾンホールが
2050年ごろ消滅するという予測結果を公表した。

オゾン層を破壊するフロンなどを規制した
モントリオール議定書による効果との弁。

同研究所はフロンやハロンに加え 二酸化炭素など
温室効果ガスの濃度変化や 海水温・太陽熱を指標として
成層圏での化学反応をスーパーコンピューターで計算。
80〜90年代の実際の観測データを入力したところ
ほぼ当時のオゾンホールの面積の変化を再現することができた。
このモデルに 国際組織IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が
予測するフロンやハロン・二酸化炭素のデータを入力し
今後の変化を予測した。

この結果 オゾンホールは2020年ごろからはっきりと縮小し始め
2050年ごろまでに オゾンホールとされるオゾンの濃度が低い領域が
ほとんど消滅することが分かった。


   濃い青色の部分がオゾンホール。
   緑・黄・オレンジの順にオゾン層が濃いことを示す=国立環境研究所提供

オゾンホールは 大気に放出されたフロンやハロンが紫外線で
分解され塩素や臭素を生成。
これが成層圏に滞留しオゾン層を破壊してできる。
80年代以降、拡大が指摘されていた。

オゾン層は紫外線を吸収している。破壊により紫外線が増えると
皮膚がんが増加すると懸念されていた。
南極に近い南半球の国々では 紫外線の防護策がとられているが
オゾンホールが消滅すれば 
これらの対策が不要になるかもしれないという。

国際的なフロンガス規制が効果的に作用していることが 
データから裏付けられた。ようやく見えた成果。素晴らしい。

やはり人類の努力は無駄では無かったと言う事。
(てか 自業自得なんだけどね・・)

しかし モントリオール議定書に参加していない
開発途上国からの排出動向などによって
今後状況は大きく変わる。
国際的な協力が今後も欠かせないだろう。

 

5月22日 ■ 環境省 エコ燃料を10%導入へシナリオ ■

サトウキビや廃油などから作った生物資源由来の
「エコ燃料」の利用拡大策を検討している環境省の
推進会議は 2030年までにエコ燃料の割合を
自動車の燃料消費の10%にすることを目指す
普及拡大シナリオをまとめた。

燃やしてもバイオマスとして二酸化炭素(CO2)排出が
カウントされないエコ燃料の普及で
地球温暖化を食い止めるのと言うのが大義。

計画では 2010年までに原油換算で
約50万キロリットルのエコ燃料を導入。

同約4万キロリットルはサトウキビや廃油からの
バイオエタノールなど国産品で賄うが 残りは輸入に頼る。

これ輸入に頼ってまで取り組む意味は無いと思う。
この下 5月5日にも挙げた通り。

※ちなみに5月13日のニュアンスとは違うのですよ(^-^;
(13日の文中にBDFについてのリンク有ります)

サトウキビは沖縄での生産を考えているようだが
燃料用に栽培する意義に違和感。

大規模農場とか造って 環境を壊した恩恵で環境を守る???
パームオイルの二の舞にならなきゃ良いんだけど。
 

5月21日 ■ 農薬ポジティブリスト制度導入 隣の農薬でもアウト ■ 

食品衛生法改正で今月29日に導入される
食品の残留農薬に関する「ポジティブリスト制度」に
農家など生産者が神経をとがらせているらしい。

規制の網が全農薬にかかり 隣の畑からの飛散など
思わぬ違反で作物を販売できなくなる可能性があるため。
厚生労働・農林水産省・農協などは対策に力を入れているが
これは やはり使用しているヒトの意識。

家庭農園やってる方も しっかり意識しなくては。

ちなみに世界中で使われている農薬は現在 約800あるが
これまで残留農薬の規制は
国内で残留基準が設定されている約300だけ。
対象になる食品も限られ それ以外は事実上野放しだった。

ポジティブリスト制度とは 国内や海外で使用される
農薬や動物薬・飼料添加物について国際基準であるCodexや
農薬登録保留基準先進諸外国の基準を参考とし
ADI値を求め 暫定的に基準値が設定され 
基準値をオーバーする食品(加工食品含む)については
流通が禁止される厳しい処置。
根拠の無い『国産は安全』神話を 本当に安全にしようと言う制度。

昨年の発動予定からは1ヶ月延びたが これって必要。
全ての農薬が悪いとは思わないが みんなで畑を守ろう。
ひいては食卓も守る事になるのです。


ポジティブリスト制度について 環境省からQ&A

ポジティブリストについて JAさんから(こっちのが解りやすいです) 

 

5月20日 ■ IH調理器 国民生活センターがテスト ■

三重の蒔田英彦建築事務所さんから情報提供頂きました。

国民生活センターがIH調理器のテストをしたとの事(↓PDF574KB)
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20060510_1g.pdf

報告によると やはりオールメタル対応機種には問題がありそう。
(どーも怖かったので一台も導入事例は無いけど)
また余熱を1分くらい掛けた
空炊きのフライパンは600度を超えると言う。
使い方によっては危険と言える。

安全がキーワードでシェアを広げているIH。
やはり 使い手の危機管理は不可欠。

無条件に安全だと過信してはいけないと言うこと。
この辺は オール電化!なんて流行だけで意味不明に謳っている
建築関係者からクライアント様への
インフォームドコンセントも必要であろう。

蒔田さん ありがとうございましたぁm(_ _)m
 

5月19日 ■ たばこ13銘柄1箱30円値上げ申請 ■

日本たばこ産業(JT)は タバコ税の増税に伴う
7月1日からの値上げを、財務省に申請した。
値上げは03年7月以来3年ぶり。

主力のマイルドセブンなどでは 1箱30円の値上げで
増税分の1箱/20円に10円余計に転嫁した形。

でも まだまだ諸外国とみると日本のタバコは安い。

 

5月18日 ■ ヒ素汚染 井戸水停止後も脳の活動量低下 ■

茨城県神栖市(旧神栖町)の井戸水が
高濃度の有機ヒ素化合物「ジフェニルアルシン酸」に
汚染され 周辺住民に健康被善が出た問題で
03年に井戸水の飲用を中止した後も
脳の血流や代謝活動の低下などが続く住民がいることが
筑波大の調査で分かった。
住民には自覚症状がないことも多いという。

有機ヒ素中毒の長期的な影響は まだ未知の世界。

ちなみにヒ素は人体を構成する上で必要な物質。
やはり ここにも適切な量と言うモノは存在する。

健康食品も健康被害食品にも成り得ると言う事。
くどい様だが自然は無条件に健康だと考えるのも辞めよう。
※本題の旧神栖町の有機ヒ素は人類由来のモノです。
 

5月17日 ■ 突然 禁煙パッチは保険適用外 ■

4月から医療保険の適用となった禁煙治療。
しかし禁煙成功の要である 貼り薬ニコチンパッチを使うと
治療全体が保険が利かなくなる事が解った。

パッチが保険薬ではなく、「混合診療」にあたる為だと言う。
処方してはダメだと法で禁じられている。

結局 保険での禁煙治療は先延ばしになった形。

新制度から1カ月後の不適用・・。
これ厚生省の仕事なんだけど 
こんな事 国会で審議しただけ税金の無駄使いぢゃ無い?

=その後 24日発表=
厚生労働省は24日 禁煙治療の際 禁断症状を軽くするために使う
ニコチンパッチを保険対象とするよう
中央社会保険医療協議会に提案・了承された。
6月1日から適用される事となった。

 治療期間中に使うパッチ代の自己負担は原則3割となる。
従来通り医師の処方せんが必要なり。
間違いは正さなきゃね。

 

5月16日 ■ 残雪のなか乗鞍スカイライン開通 ■

昨日 北アルプス乗鞍岳と岐阜県側を結ぶ
乗鞍スカイラインが開通しました。

乗鞍スカイラインは 全長14・4キロの山岳道路で
2003年からマイカー規制が行われています。

今年の乗鞍岳は先日雪が降ったこともあり
まだ多いところでは9メートルの雪壁があるとの事。

乗鞍スカイラインは10月31日までの営業を予定していて
20万人の観光客を見込んでいる。


=画像は 先月27日スカイライン除雪風景=

5月なのに9Mの壁ねぃ・・今年雪多かったもんね。
雪の壁あるうちに子供連れて行ってこよぅっと(^-^;
 

5月15日■ CO2排出量取引 日本の購入量が最大 ■

世界銀行は 世界のCO2など温室効果ガスの
排出量取引市場について現状を公表した。

日本は05年1月〜06年3月の期間
全体の排出量(枠)の38%を購入し最大の買い手になっているとの事

日本の購入先はほぼ全量が民間部門。これはしょうがない。

温室効果ガス削減義務を負う京都議定書の開始が08年に迫っているが
日本の04年の排出量は90年比でなお7・4%上回っている。

目標達成に温室効果ガスの排出量購入は不可欠で
企業が取引を活発化させている。
今年は日本政府も排出量購入を開始する。
議定書で削減義務を負う他の先進国も事情は同じで
取引市場は一段と拡大しそうだ。

最大の売り手は経済成長が続いてCO2排出も急増している中国で
全体の66%。2位はブラジル10%。アジア全体では73%を占めた。

世銀によると 同期間に設定された排出量の合計は
CO2換算で推計約4億5300万トン。

排出量取引市場は05年通年の取引総額が100億ドル
(約1兆1000億円)を超え
06年1〜3月期だけで既に約75億ドルに達したとの事。

日本から出た金で 中国が動く原動力となり
その規制がない中国からの排出ガスは風に乗って
日本に届くと言えば解りやすいだろうか・・。

 

5月14日 ■ 午後8時消灯で23%の節電=環境省 ■

環境省は4月から国会対応などを除いて原則として
午後8時に仕事を終え 執務室の照明を消すという
省エネ策を実践している。

その結果として 照明やパソコンなどのオフィス機器による
4月の消費電力が前年比23・6%減だったとする結果をまとめた。

削減電力量はCO2に換算すると約8トンとなり
年間で約100トンの削減が見込めることがわかった。

8時の消灯で約2割の節電。
これは家庭でも節電の効果を見直した方が良いよね。

ただーしっっ!今年度のCO2排出量を2001年度比で
7%削減するとした政府の目標を達成するには
同省はさらに約200トンのCO2削減が必要となる。

『宇宙船地球号』の中の日本って小部屋。
乗組員は私達全員です
 

5月13日 ■ 盛岡の障害者授産施設 BDF事業軌道に ■

盛岡市の障害者授産施設で バイオディーゼル燃料(BDF)
精製事業が軌道に乗ってきていると言う。

工場の下請け作業が激減した逆境を打開しようと始めて2年。
町内会や事業所などが賛同し 廃油の回収場所は
60カ所に広がった。
施設は新たに精製事業に挑戦する団体の指導にも乗りだし
BDF普及のけん引役となっているとの事。

施設は35人の知的障害者が通う盛岡杉生(さんせい)園。
1リットル50銭で引き取った天ぷら油などの廃油を
専用装置2基で5時間前後かけて燃料に再生し
園内で1リットル80円で販売・給油している。

当初、廃油の仕入れ先は市内の食品会社1社だけ。
精製した燃料も施設の車だけで利用したが
盛岡市が04年秋 公用車に試験利用する方針を打ち出すと
問い合わせが殺到。
町内会や学校・病院・スーパーが台所や
調理場で出る廃油の提供を申し出た。

原油高も追い風になった。軽油代わりにマイカーや
社有車に給油する市民・企業も増え始め
現在72台が継続利用しているとの事。

杉生園は今年3月 廃油再生装置メーカーの
代理店資格も取得し 近く業務を始める遠野市や
久慈市の福祉施設に対して 使用法などを伝える試みにも挑戦する。

担当指導員の菊地満さん(41)は「回収に訪れる障害者が
あいさつができるようになったという効果もあり
県内の福祉施設などにBDF事業を広げたい」と意気込んでいる。

同じBDFでも植物由来の燃料と違って(5月5日)
家庭や店舗からの廃油の使用と言うことで 
採算ベースには ほど遠いけど障害者雇用って面からも
メンタル面からも良い取り組みなのではと思う。うんうん。
(処理能力限界でも 月/48万円ほどらしい)

バイオディーゼルと言えど ひとつ間違うと
間違った環境保護意識にも繋がる事もある
(パームオイルの環境性能)
物事は 常に色々な角度からの検討が必要。
 

5月12日 ■ 業者に化学物質の安全立証責任 ■

化学物質の安全性や環境への影響評価を 
製造・輸入業者に義務づける欧州連合(EU)の
新しい化学物質規制策「REACH(リーチ)」が
2007年春にも施行される見通しとなった。

これまで化学物質の安全性評価は公的機関が行ってきたが
REACHでは安全性の立証を事業者の責任と明記。

化学物質を1トン以上製造したり輸入したりする業者に
特性や安全性に関する情報などの提出と登録を義務付ける。
化学物質の安全な管理のため08年に「欧州化学庁」を発足させる。

登録対象物質は 工業製品や農薬・化粧品・医薬品など
多岐にわたり約3万種になる見通し。

分解しにくい・体内にたまりやすい・発がん性があるなど
リスクが非常に高い物質は使用制限や禁止の対象になる。

良いのでは。ただし欧州の話。
この辺しっかりしてるのは 実は米国だったりする。

日本もコレに持続可能性に対する環境責任とかも付ければ良いと思う。
 

5月11日 ■ レッドリストにホッキョクグマ・カバも追加 ■

IUCN(国際自然保護連合)は
絶滅の恐れがあり優先的な保護が必要な
動植物を掲載した2006年版「レッドリスト」を公表した。

地球温暖化の影響を顕著に受ける北極海に住む
ホッキョクグマもリストに登場。
乱獲以外にも多様な原因で生き物の
生息環境が悪化していることが分かった。

評価対象の約4万種のうち絶滅危惧種とされたのは
1万6119種。

04年版の1万5589種より530種多く 両生類の約3分の1
哺乳類の約4分の1が絶滅に直面している計算になると言う。

凄い数字である。

ちなみにホッキョクグマは1996年に「絶滅リスクは低い」と
判定されたが 温暖化で北極海の氷の溶解が
急速に進むとした最近の研究に基づき
IUCNは今後45年で個体数が少なくとも30%は減ると予測した。

カバも初めてリスト入り。アフリカ第2の生息地だった
コンゴ民主共和国で食用や牙目当ての乱獲が続き
個体数が95%も減ったのが響いたらしい。

固有種の衰退は 全て温暖化のせいとは言えないが
やはり関係はありそうだ。

 

5月10日 ■ 中国が生産輸出制限 割り箸が消える日 ■

使い捨ての代表格として 国内で年間約250億膳(ぜん)が
消費される割りばし。

その9割を占める輸入先・中国が生産制限を決め
弁当や外食など関連業界に影響が出始めているらしい。

安さに飛びつき 国内生産地を切り捨ててきたツケとも言え
業界・消費者双方に農林業生産空洞化の問題を示す一例。 

輸出禁止は本当にあるのか あるとすればいつか。
今後は中国政府の動きにかかっているが
べつに 真剣にならずとも MY箸の使用で良いんぢゃ無い?
コンビニの場合は割り箸を買うって事になるかな。

もしくは外食産業なんかでも 日本古来からの塗り箸。
洗って使えば 割り箸なくっても全く問題ないと思うんだけど。

どぅ?
 

5月9日 ■ 岐阜県 少子化対策が最重要課題 ■

昨年10月の国勢調査で岐阜県は 全国平均より
一足早く人口減が始まった事が解った。

少子化問題が新たな段階に入った訳で
「子を産み育てやすいまち」は「誰もが住みやすいまち」に
繋がるとして 岐阜県は本年度から県政の
最重要課題として取り組むが「少子化対策は街づくり」
との視点が必要としている。

少子化対策は 子どもの数を増やすのが目的ではない。
出産や子育てにある社会のバリアー(障壁)をなくす事だろう。

また こんな考え方もアリ(4月の一言より)
 

5月8日 ■ 自動車メーカー CO2排出を削減出来ない? ■

環境保護団体のT&Eが発表した統計によれば
欧州・日本および韓国の自動車メーカーによる
二酸化炭素排出削減に向けた取り組みは
進展があまりに遅く EUと合意したCO2削減目標を
達成できる見込みは無いも同然であるという。

上記は2005年度の統計。

自動車の場合はイニシャルな排出量もそうなんだけど
ランニング(燃費やタイヤ消費量等々)の削減も
視野に入れないといけないと思う。

やっぱ一番は 自転車通勤なんだよね。
なんて思ってるんだけど ここ高山では仕事にならない・・。
って訳で オートバイも常備してる私(意味あるのかっっ・汗)
 

5月7日 ■ 脱石油は不可能?米エクソン社過去最高収益 ■

AP通信の最新報道によると 
石油業界最大手エクソン・モービル社の
2006年度第一四半期(1月〜3月)の収益は
84億ドル(約9,598億7,600万円)になったと言う。
 
エクソン社CEOを12年勤め上げたリー・レイモンド氏(66歳)
退職金はおよそ4億ドル(約457億1,850万円)

2002年度に1バレル20ドルだった原油価格は
現在では1バレル75ドルを超え 今後も上昇が見込まれており
石油業界の未曾有の好景気は継続するとみられている。

2005年度、エクソン社の純利益は企業史上最高額の
361億3,000万ドル(約4兆2,516億5,300万円)を記録した。

同社の名物CEOであるリー・レイモンド氏の給与は
5,110万ドル(約58億3,963万円)で 時給換算すると
1時間あたりおよそ6,000ドル(約68万5,732円)を稼いでいる。

これに特別ボーナスを加えると エクソン社CEOの
2005年度報酬総額はおよそ6,970万ドル(約79億6,841万円)
に達するらしい。

で まんまと不当に暴利を貪っていると米議会から
批判されたレイモンド氏は昨年退任を宣言し
退職金を受け取る予定とか(約457億1,850万円)

レイモンド氏がCEOに就任してからの12年間で
エクソン社は世界最大の石油企業となり
株価は5倍になっている。

なにも原産国で無くとも
ガソリン高の恩恵を受ける人も居るって事。

ちなみに国内のESSO・ゼネラル・Mobilのガソリンスタンドは
ここの日本法人が運営してます・・。
 

5月6日 ■ 持続可能な食糧戦略を策定 英国政府 ■

英国政府は今回『農場から食卓まで』として
食品産業の環境負荷を削減するための戦略と目標を打ち出した。

食品産業からの二酸化炭素(CO2)排出量を
2010年までに90年比20%削減する
などの目標を設定。

水使用量や廃棄物排出量についても削減目標を定めた。

「食品産業の持続可能性戦略」は 英国政府が食品や
飲料業界などと協働で策定したもので 
農場から食卓にいたる 食品産業の全工程を対象としていて
政府と業界が連携して環境負荷や社会への悪影響を減らすことが狙い。

CO2排出量のほかには 次のような目標を掲げている。
 
水使用量を2010年までに10〜15%削減する(イングランド南西部では20〜25%)
 
国内での食品輸送に伴う環境・社会コストを2012年までに大幅に削減する
 
食品加工業から排出される食品廃棄物を2010年までに15〜20%削減する

同戦略は 人権などに配慮した倫理的取引の促進や
(フェアトレードの事です)
労働者の健康と安全・機会均等・小売業での
犯罪件数の削減なども重視しており
スーパーマーケットで販売される食品のうち
倫理的に取り引きされたものの割合または数量を
2008年までに2倍にするとの目標を定めている。

食品にもLCAを。素敵な取り組みだよね。
問題としては 地産地消が間違った方向で執られる事だけど
政府案としては心配は無さそう。
 

月5日 ■ ガソリン価格高騰受け エタノール生産が加速 ■
 
以前から砂糖の生産が盛んだった中南米諸国では
ガソリン価格の高騰を受け 同じサトウキビ原料の
エタノールの生産量が急増しているらしい。

エタノールとガソリンの混合燃料で走る
ハイブリッド車の普及も進んでいるとの事。

エタノールの二酸化炭素排出量はガソリンの5分の1程度で済むため
大気汚染の削減にも繋がっている。

中南米諸国の多くは原油輸入国だが
4人に1人が1日1ドル(115円)以下で生活しており
最近の記録的な原油価格の高騰は 地域経済に
大きなダメージを与えている。

原油高と二酸化炭素排出削減への国際的なトレンドを受け
中南米ではエタノールの使用を法制化しようとする動きもみられ
生産が加速している。

ブラジル・ホンジュラスでは新たに2万7200エーカーに
サトウキビの植え付けを始めた。

ブラジルでは既に国内3万4000箇所のガソリンスタンドのほとんどで
エタノール燃料を購入可能で
消費者はガソリンスタンドで価格を見て好きな方を選ぶことが出来る。

サトウキビ畑が環境負荷にならない程度に落ち着くことを祈る。
飽和状態は崩壊しか生まない。

 

5月4日 ■ 家電に化学物質の含有マーク表示義務づけ ■

経済産業省は パソコンやテレビなどに使われている
六価クロムや鉛など 化学物質の含有マーク表示を
義務づける省令改正を公布した。

日本工業規格(JIS)に基づき 製品のどの部分に
どれくらいの化学物質が使われているかを
メーカーに管理させて化学物質の利用制限を促す。

7月1日からのマーク表示が義務となった。

リサイクル法の前に欲しかった所。

話は関係無いけど 家電の購入もLCAを考えるべき。


LCAってのはライフサイクルアセスメントの略語。

存在する商品(製品)やサービスを対象にして
その製造時から廃棄時までの全ての環境負荷を
総合的に考える手法の事です。

 

 

5月3日 ■ 花粉症 発症率の低年齢化 ■

ロ一ト製薬がこのほど実施したアンケートによると
16歳末満の子どもの3割が
花粉症を発症しているという結果が出た。

大人の病気と考えられてきた花粉症だが
子どもの間にもにも広がりを見せている様子。

調査は全国の16歳未満の子どもを持つ父母に対して
3月にインターネットで実施 8505人からの回答。

日本人の15%が花粉症を発症しているといわれるが
「自分の子どもが花粉症」との回答は30.2%。

花粉症の子どもの父母いずれかが
花粉症である割合は84.1%。
また花粉症の症状がある乳幼児(0〜1歳児)では
74%がアトピー性皮膚炎を 52.6%が食物アレルギーを併発していた。

うむ。花粉症も低年齢化か。

この花粉症。杉花粉が増えたからなんて話もあるけど
実は 過敏に清潔になりすぎた日本人が
花粉程度に敏感になってしまったってのが
本当の所ぢゃ無いかな。

その他 住宅の中途半端な気密がハウスダストを呼び
いろんなモノに過敏になって来たってのも有力かも。
 

5月2日 ■ 税金の掛け方に一答 ■

イギリスのNGO Green Alliance の最新レポートで
「全ての人たちが新しいグリーンな生活の
ムーブメントに移行していくために
政府は一般的な商品にも環境税を課して行く必要がある」
と指摘されていた。

イギリスでは一般家庭からの二酸化炭素排出量は28%
水の消費は全体の50%以上
ゴミの排出は10%以上にのぼるとの事。

環境意識が高い人は増えてはいるが
方向性や自分の問題として捉える意識の欠如から
家庭での取り組みは遅れているのが現状らしい。
日本の方が排出比率多いけど・・

レポートでは
使い捨てバッテリー・ガーデニングで使うスプリンクラーなど環境負荷の高い商品には税金をかけてはどうか。
 
一方で、暖房効率をあげた家には税金を控除するなど
グリーンな消費者が得するようなインセンティブも必要
 

〜とある

うん。そぅ言う考えってアリぢゃないかなって思う。
消費税より平等なのでは?

あと 暖房費かからない正しい断熱の家で
しかも税金の免除もあったりしたら
エコロジーがエコノミーに繋がっちゃって素敵だよね。
 

5月1日 ■ 黄砂がアレルギーを悪化させる?■

黄砂が肺に入ると花粉症や気管支ぜんそくなどの
アレルギー症状が悪化するというマウス実験結果を
市瀬孝道大分県立看護科学大教授(環境毒性学)と
国立環境研究所などのグループがまとめた。

黄砂が呼吸器に影響を及ぼすことは指摘されていたが
黄砂とアレルギーの関連を実験で確かめたのは初。

研究グループはマウスの肺に アレルギー症状を起こす
卵白アルブミン(卵の白身の成分)と中国・ゴビ砂漠南部で
採取した黄砂をカテーテルで注入し実験。

卵白アルブミンだけを入れたマウスと比較した。
卵白アルブミンだけでも気管支などに炎症が起きたが
黄砂を入れた場合は炎症はより強かったとの事。

黄砂は環境基準値の2〜4倍の量にしたらしいけど
花粉だけぢゃ無くて 黄砂対策にもマスク必要なのかな。
実験はマウスだけど この結果はヒトにも当てはまりそうだ。

 


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