相当隙間面積 (単位:cm2/m2) |
住宅の総隙間面積(cm2)を床面積(u)で割った数値で表し、C値と呼ばれています。数値が小さい方が、隙間が少なく気密性能がよいことになります。
例えば100m2の家で500cm2の隙間があれば、機密性能は5になります。
隙間相当面積の計算 |
※ |
実質床面積とは建物の内部に含まれる吹抜け、小屋裏、基礎断熱の場合に床下などの気積を2.6mで割った値を床面積に加えたもの。 |
■
相当隙間面積の新省エネルギー基準と次世代基準値
(戸建/共同、共通基準。下記の数値以下にする。) |
地 域 |
I |
II |
III |
IV |
V |
VI |
C値 |
新省エネルギー基準 |
5 |
(5) |
- |
- |
- |
- |
次世代省エネルギー基準 |
2 |
2 |
5 |
5 |
5 |
5 |
( )は推奨値
C値とは、建物の気密性能をあらわす値のこと。延床面積あたりのすき間面積のことで、ゼロに近いほどすき間が少なく、気密性能が高いと言う数字。
建物全体の総相当すき間面積を実質床面積で割ったもの。測定は実際に建てられた建物で行い、総相当すき間面積は気密測定機械によって測定される。単位はcm/m2で、室内と外気の気圧差が9.8Pa(=1mmAq)時に、どれだけの空気が室内から外部に流出するのかを、住宅の床面積で割って算出する。次世代省エネルギー基準では、熱損失係数Q値の基準値を制定しているが、C値はQ値を算出するために、元となる指標として大切な機能。
※ちなみに飛騨高山はU地域です。 |
|
|
|
|
これに機械換気の0.5回の換気量を加えると 規定量の3.4倍の換気となる。それがなんと15Mの風(木枝が横殴りに動いてる位)があたると8倍近い換気量にUP。
簡単に言えば1時間に4回以上空気が入れ替わるって事。そりゃ暖房しても暖まるハズが無いすよね(汗)
体感と風速 |
風速10m/S |
風に向かって歩きにくくなる。置いてある板やトタン板が飛び始める程度 |
風速15m/S |
風に向かって歩けない。ビニールハウスのビニールが飛ぶ程度 |
風速20m/S |
しっかりと体を確保しないと転倒する程度 |
風速25m/S |
屋外での行動は危険。立っていられない。樹木が根こそぎ倒れ始める程度 |
風速30m/S |
屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる程度 |
もっと言えば イニシャルコストが安く上がって 施工も簡単な
ノンダクト式第3種換気だと 機械換気に関係なく吸気口から 風として外気が入ってくる。意識と関係なくもっと換気量が増える訳。
窓から3M先の木を見・・見えない(笑)
かるくヤバイ(^-^; |
次世代省エネU地域基準の2p/uですら その風が家にあたるだけで 機械換気を必要としないで 必要換気量をクリアする計算になってしまうの。
エネルギーの予期せぬ損失を防ぐ為にも 壁体内結露を防ぐ為にも ある程度の気密は必要と言う事。やはり最低でもC=1.0p/uはクリアしたい所
です。
過酷な自然環境の中では中気密なんて なんとなく自然素材っぽいカテゴリーは ちょっと悲しい。気密は高めるなら高める。やらないなら全くやらない位ぢゃ無いと余計危険だと思うのよね。うん。
外部環境に左右されにくい室内環境の実現手法のひとつとしても 木材を腐らせる結露を防ぎ 断熱材がキチンと効く為の気密だと考えたいのです。
ある 吹雪の中での一考でした。 |